吹田市では現在、市内主要公園の「民営化」について、順次導入の方針を進めています。この「民営化」は「Park-PFI」（ぱーく・ぴーえふあい）といい、公園の運営を期限をつけて民間事業者に任せ、民間独自のアイデアや収益事業も取り入れることで、公園全体の管理を向上させていくというのがうたい文句です。

国土交通省の方針による全国的な流れであり、都心の公園では成功例も出ていますが、それが郊外でも上手く機能するかについては、慎重な検討と条件付けが必要です。

公園は「公の園」であり、みんなのものです。その維持管理が向上することはもちろん良いことですが、商業的な空間になってしまえば、本来の趣旨に反します。千里北公園は1965年の開園以来、のびのびと自然の野趣を生かした設計で住民に親しまれてきました。このような空間が30ヘクタールも広がる場所は、今や郊外でも貴重な存在になっていると言えるでしょう。

●吹田市（公園みどり室）では現在、千里北公園の利用者を対象にWEBアンケートを行っています。

関心のある方は吹田市のホームページ（→こちら！）をよくお読みになり、「ウェブサイト上調査」に回答してください。PC、スマホから回答することができます。9月26日（日）締切です。